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ブースターは、電波が弱い場合に電波を増幅することで、放送を受信可能にしてしまう、とても優れたアンテナ部品の一つです。しかし、正しい使い方をする為には、ある程度の知識が必要になってきます。 例えば、アンテナが放送波を受信していない場合は、当然、いくら増幅しても受信できません。しかし、実際には、このようなケースは、めったに無く、ほとんどの場合、アンテナには放送波が到達しています。つまり、ブースターを正しく使用すれば、受信可能になる場合が多いのです。 ここでは、ブースターの効果を雑音指数の計算によって確認してゆきます。雑音指数の計算方法は割愛させていただきますが、本ページの計算結果だけを読み進めていただいても、大枠が理解できると思います。なお、「アンテナ以降の総雑音指数の改善度」は、「受信感度の改善度」に等しくなります。 |
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まず、アンテナ直結でチューナに接続している状態から、ブースターを挿入した場合について検討しましたところ、下表の左上にあるとおり、2.5dBの改善となりました。
しかし、2.5dBの改善では、これまで、全く映らなかったチャンネルが映るようなことは、ほとんど、ありません。(但し、常にブロックノイズで悩ま されていた方や、一部のチャンネルが見れていた方にとっては、非常に安定 した受信が期待できる大きな改善レベルです。) 次に、チューナまでに分配器が入っている場合です。このような場合、例え 2分配であっても6.5dBの大きな改善があり、4分配だと10dBを超える改善 が期待できます。10dBの改善は、非常に大きな改善であり、放送局の出力が 100Wから1000Wに増力した時と同等の効果が期待できます。 つまり、ブースターの役割の一つとしては、「分配数を増やしたい場合に使 用するもの」ということになります。 特に、近年、テレビ1台あたりに接続されるAV機器の数が増加傾向にあり、 昔よりも、アンテナ端子以降での分配数が多くなっていますので、古い住宅 では、分配能力を超えてしまっている場合があります。 また、パソコンと複数のキャプチャーボードを使って、全てのチャンネルを 同時録画するようなシステムが登場してきています。このような場合、分配 数も多くなるので、ブースターが有効になってきます。 なお、1戸建住宅の場合は、分配器がアンテナ直下や天井裏、あるいは、テ レビコンセントに分配機能が付いています。極力、分配器よりもアンテナに 近い部分にブースターを入れると、大きな改善効果が期待できることになり ます。また、マンションなどの共同受信では、既に、ブースターがマンショ ンの設備に入っています。 |
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共同設備の設計に余裕が無く、ブースターの電力が小さい場合。特に、古いマンションなどで、戸内で8分配以上を行っている場合は、ブースターの効果があります。 |
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ブースターの問題としては、雑音指数の問題以外にも、相互変調や混変調と いった問題があります。 計算や設計検討が苦手な方は、大雑把な利得の目安として、以下の式で検討 ください。テレビコンセントが1〜2個しかない場合は、大きな増幅が不要 ですので、相互変調や混変調のリスクを考えれば、低利得のブースターや、 利得調整で低利得に設定可能なブースターが望ましいでしょう。 ブースターの利得の目安 = (テレビコンセント数)×5 [dB] 多くの場合、テレビコンセントは3〜5室ですので、10〜30dB程度の利得に なると思います。又、利得を変化させることが可能なものが、ほとんどです ので、設置後に10〜30dBの範囲で、利得を調整することになるでしょう。 |
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いくつかのCATVチューナーには、ブースターが内蔵されています。このブースターの目的は、チューナー内部の分配器の損失を防ぐもので、改善効果は2〜3dBから最大20db程度になります。 |